キャンプを始めるとき、必要な装備やアイテムを知っておくことは重要です。以下では、キャンプ初心者が持っておくべき必需品と、快適なキャンプ体験をするためのアイテムについて解説します。
必需品
1.テントとシート
まずはテントです。これがなければキャンプは始まりませんよね。車中泊という手段を選ばなければ必要ないですが、荷物が多かったり車によっては車中泊が厳しくなることがあるので、値段が気になると思いますが買っておいた方が無難です。中には1万円以下で購入できるものもあるのでテントは焦らずに余裕を持って購入することをお勧めします。
グランドシートはテントの下に敷いておくもので、テントの床面が濡れることを防ぐのでカビ予防になります。また傷も防いでくれるので、テントのサイズに合うものを買うようにしましょう。
2.寝具
キャンプでの寝具といえば寝袋ですが、こちらもかなり重要になってきます。1泊だけならと妥協してしまう人もいるかもしれませんが、室内と違って気温の変化が起こりやすく、地面も硬いので体を痛めやすいです。そのため、寝袋はよく聞くと思いますが、その下に敷くマットやベッドも必要になってきます。体を痛めにくくすることはもちろんですが、気温が低い時は地面からの冷気を防いでくれるのでより暖かく快適な睡眠をとることができます。こちらも様々な種類があるので自分の好みやスタイルに合うものを見つけるのは時間がかかると思いますが、よく考えて購入するようにしてください。
3.調理用具
調理用具の中で必要なものは、ガスコンロ、調理器具（フライパン、鍋、包丁、まな板など）です。焚き火があればガスコンロは要らないのではと思う方もいるかもしれませんが、コンロがあることで寝起きにお湯を沸かしたり、何かトラブル（薪が濡れている、着火剤を忘れたなど）があっても問題なく火を扱うことができます。また、焚き火を使って調理しているものとは別でもう一品作れるので時短にもつながります。ガスコンロの注意点としては、ガスが冬の気温に適していない物がほとんどなので、気温が低くても使えるガスも用意しておくと良いでしょう。調理器具は、必要なものがひと通りセットになっているものもあるので、こだわりがなければコンパクトに収納できるため、そちらを購入することをおすすめします。
4.照明と電源
照明はテント内用と外とで分けておいた方がいいです。テント内は1つでも問題ないですが、外に置く分は複数個用意しておくことをお勧めします。１つだと影が濃くなり見えづらかったり、周囲を照らすには不十分ですので少なくても2つは用意しておくと良いでしょう。余っていても電池が切れた時の予備としてもっておけるので損はしません。
電源は、モバイルバッテリーです。スマートフォンの電源の管理はとても重要なので忘れず持て行くようにしましょう。ポータブル電源というものもありますが、そちらがあると色々と便利にはなりますがデメリットもありますので必需品としては扱わず後ほど詳しく説明します。
5.アウトドアギア
アウトドアギアもたくさんありますが、その中だとナイフ、椅子、テーブル、ペグ、ペグハンマーです。ナイフは硬い素材のものだと薪を割ることができるのでできればステンレス製かカーボン製がいいです。椅子や机はそれぞれ用途に合うように購入するようにしてください。ペグとは、テントやタープなどが風で飛ばされないように打ち込む棒状のもので、ペグは、テントとセットで入っていることが多いですが、大抵は脆く曲がりやすいので、頑丈なものもを買っておいた方がいいです。それに合わせて、ペグハンマーもあると撤去の際もペグを抜きやすいので深く打ち込むことができ風対策をしっかり行うことができます。
6.医療用品
ナイフなどの刃物を使ったり、慣れない作業が増えるため、怪我をしやすくなります。夜になると地面も見えづらくなり、何かにつまずいて転倒する可能性があります。また、熱中症などの健康リスクも懸念されます。そのため応急処置キットを持参することで、友人や他のキャンパーが怪我をした際に役立つだけでなく、自分自身も万が一の場合に備えることができます。処方されている薬等も忘れずにチェックするようにしましょう。
7.その他
他には、夏場は蚊取り線香や虫除け、日焼け止めを忘れないようにしましょう。また、食材が傷みやすいのでクーラーボックスなどの保冷用具と氷も忘れないようにしましょう。冬場は寝袋だけでは寒さを凌げない可能性もあるため毛布や湯たんぽを用意して、必要であれば使うようにしましょう。
必需品はこのぐらいです。多く見えますが、収納の事も考えて購入していくと登山用のリュックには収まります。忘れ物をしてトラブルが起こらないよう、入念にチェックするようにしてください。
快適性アイテム
1.焚き火台&着火剤
キャンプ場によっては焚き火が禁止のところがある場合があるので、そういった規制がされていないかしっかり確認するようにしましょう。また、木を燃やした後の炭や灰はその場に捨てるのではなく、炭捨て場に持ていくか、ゴミ袋に入れて処分するようにしましょう。
2.ポータブル電源
これは必需品の電源の項目で少し触れましたが、ポータブル電源とは携帯可能な電源供給装置のことで、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、100V〜200vのコンセントが付いています。種類によって1500Wほどの高出力まで耐えられる物や500Wまでしか使えないものもありますが、このポータブル電源があることでキャンプが非常に便利になります。温度調整ができるクーラーボックスが使えたり、電気毛布が使えたりと電気に頼ることで楽になるのが強みになりますが、デメリットとして値段が高いことや重量、持ち運ぶ時には車内のスペースを使ってしまうので購入する際は置くスペースなどの余裕があるか考えるようにしましょう。
3.収納用のカゴと持ち運ぶ時用のカート
キャンプギアをまとめて入れられる箱があるとまとめてキャンプ場に持っていけるので、車に積み込む時やキャンプ中でも足元や見た目がスッキリとして気持ちよく過ごせます。また、収納ができていると持ち運べるものも多くなるので自分が欲しいギアも増やせます。
カートがあると、キャンプサイトと駐車場が離れている場合に何度も往復しないですみますし、軽い力で大量に持ていけるので金銭的に余裕があれば購入するようにしましょう。
4.娯楽
見たいアニメやドラマをダウンロードしておくと暇つぶしの時に携帯の通信容量を気にしなくてもよくなります。海が近くだと釣り道具とかもありです。空き時間を埋められるものをあらかじめ用意しておくと当日は楽しく過ごせるので自分の好きなものを用意してみましょう。
まとめ
最後に、キャンプの準備は楽しいですが、快適な時間を過ごすためにはしっかりとした計画と準備が必要です。必需品を揃えることはもちろんですが、余裕があれば快適さや便利さを追求するためのアイテムも検討してみてください。そして、自然の中での素晴らしい体験を楽しむために、安全を最優先に心がけてください。キャンプの魅力を存分に味わえるよう、心からおすすめします。楽しいキャンプライフを！
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